今回は、長い間潰れずに増配をし続けてきた『増配当株』に投資をし続けるメリットを解説していく記事となっています。
投資し続けたほうがいい理由は??
こんな悩みを解決していきます。
・配当金とは
・米国の増配当株とは
・増配当株に投資し続けるメリットとは
これらを解説していきます。
『配当金』とは

この記事を読み進めていくうえでまず初めに
「配当金とはどういったものなのか?」
それを理解しておく必要があります。
配当金とは『利益』から支払われる
配当金とは、企業が利益を上げその中の資金から株主に還元されるお金のことを指します。
その企業の経営状況や方針によっては増減する傾向にある。
配当金は株主であれば「利益配当請求権」に基づき配当決算日に受け取ることが出来ます。
しかしながら、利益から支払われるため企業の業績が良くないと配当金増加は非常に困難です。
何十年間も連続して配当金を増配し続けるということは、企業としても常に利益を上げ続ける必要があるので非常に難しいことなんです。
配当金は『株主資本の払い戻し』
配当金とは株主資本である「利益余剰金」から払い出されます。
[株主資本]
・株主資本
・資本金
・資本余剰金
・自己株式
これらが株主資本にあたります。
この中の利益余剰資金から出される配当金とは、元々は株主が所有している株主資本であるといえます。
つまり、”株主が保有している資本の一部が配当金という形になり株主に払い戻されている”ということになります。
米国の『増配当株』とは

米国には長い間増配当をし続けている企業が多く存在しています。
それは他の国とは比べ物にならないくらい多く存在しています。
その中でも特に長い年月、増配当を続ける企業を紹介していきます。
連続増配当50年以上の配当の王者
米国では50年以上増配を続ける企業がなんと”20以上”存在しています。それらの中でも、日本に馴染みのある企業をご紹介していきます。
[連続増配当企業]
・コカコーラ
・ジョンソンエンドジョンソン
・P&G
・スリーエム
etc..
このあたりは日本でも馴染みのある名前で、さらに連続して増配当を続ける企業になります。
「コカ・コーラ」でいえば綾鷹、「P&G」でいえばレノアなど、名前を聞いただけでも聞いたことのある商品を展開しています。
これら企業のブランド力には感銘を受けるほどです。
米国だけでなく日本においてもここまで自社製品を浸透させているその企業努力は、連続で増配当を可能にしているのもうなずけるほどです。
『増配当株』に投資し続けるメリットとは

ここまで配当金の仕組みや、50年以上連続で増配当を出す米国株を紹介してきました。
それらを踏まえて、増配当株に投資し続けるメリットを解説していきます。
メリット① 景気に左右されず増配をし続けてきた
増配当株は景気に左右されず常に増配をし続けてきたという実績があります。
これは最大のメリットともいえるのではないでしょうか!
何十年もの間企業を持っていればもちろん、景気の後退であったり、リーマンショックなどの金融リスクも必ず起きます。
しかし、50年以上増配当を続ける企業というのはそれらを乗り越えてきたわけです。
この実績は、今後数十年間投資し続けてもリターンを得られる可能性が高いと思える安心材料になります。
その為、精神的な安心は非常に大きいです。
メリット② 配当金の下がりにくさを証明し続けた
こちらも先ほどのメリットと似た部分にはなるのですが、これら企業が連続して増配を続けてきたことで
「配当金は下がりにくく安定してキャッシュフローを得られる」
という証明をし続けてくれました。
投資において恐ろしい事は資産が目減りしてしまう事です。どんな資産でも下げ相場になり目減りすることは起こりえます。
そんな状況下でも、常に増配を続け安定したキャッシュフローを供給し続けたというのは大きなメリットと言えます。
メリット③ 相場が上がっても、下がっても恩恵を受けられる
増配当の株は相場が上がっても下がっても、恩恵を受けられる特徴があります。
相場が上がれば資産は増加します、さらに相場が下がってもその分多くの株を購入することが出来ます。
それにより配当金は増えていき、その配当金をさらに株購入に回すことが可能となります。
増配当の株を増やし続けることで上昇相場でさらに資産増加を加速させます。
このように、上がっても下がっても恩恵を受けられるという部分も大きなメリットと言えます。
まとめ
今回は、潰れずに増配を続ける『増配当株』について解説してきました。
記事内で解説しているように、特に米国の増配当株は非常に魅力の多い投資先と言えます。
米国の増配当株に少しでも興味のある人は是非参考にしてみて下さい!