今回は、日本を代表するブランドである『コムデギャルソン(COMME des GARCOS)』について解説していく記事になります。
魅力や特徴は??
こんな悩みを解決していきます。
・コムデギャルソンの概要
・コムデギャルソンの魅力
・コムデギャルソンのライン展開
これらを解説していきます。
コムデギャルソンについて知りたい方はもちろん、ファッションの知識として非常にためになる内容となっています。
『コムデギャルソン』とは

まず初めにコムデギャルソンの基本的な部分になる概要を解説していきます。
ギャルソンの基本的な『概要』
創業:1969年
デザイナー:川久保玲氏
店舗数:200以上
ギャルソンの歴史は日本のブランドの中でも非常に長く2021年現在までで[52年間]の歴史を持ちます。
東京南青山の店舗を筆頭に世界中に約200店舗以上の直営店を持っていることも特徴として上げられます。
店舗が置かれている場所も各国の主要都市ばかりで[ロンドン・パリ・ニューヨーク]などとなっています。
この長い歴史の中で、現在の新進気鋭のデザイナーや今では日本を代表するブランドになったデザイナーへ大きな影響を与え続けたブランドがこの『コムデギャルソン』になります。
デザイナー『川久保玲』とは
氏名:川久保玲(かわくぼれい)
生年月日:東京 南青山
出身地:1942年 10月11日
彼女は東京の港区にある南青山に生を受けます。
父親の影響もあり大学は某有名私大に入学し、卒業後は某有名企業に入社しました。
しかし、3年で退社してその後は独学で服飾の勉強をしながらフリーのスタイリストとして活動。
スタイリストをしている時に自分の思い描く服がなかったので自分で服飾を行うようになった話は非常に有名です。
『コムデギャルソン』の魅力とは

次にコムデギャルソンの魅力を解説していきます。
ギャルソンの魅力はこのブランドの特徴の中にも秘められています。
『洗練されたシンプル』から『独創的なデザイン』へ
ギャルソンは創業当時『洗練されたシンプル』にとにかくこだわり、デザイナー自身が納得いくまで作り続けていました。
しかし数々の模倣デザインが世に出たのを機に『独創的なデザイン』へと構成を大きく変更しました。
具体的には…
・アシンメトリーな丈感
・ダメージ加工
・配色
・独自のシルエット
などが挙げられます。
誰も真似できなコムデギャルソンらしさ溢れるデザインを1つ1つ丁寧に製法し、世界中の人々を魅了していきました。
コムデギャルソンが『パリコレクション』に与えた衝撃
コムデギャルソンはパリコレクションにおいて数々の衝撃を与えました。
「初のパリコレ(1981年)」
→体のラインが見えるのが主流の時代に、あえて体のラインを隠すシルエットを作り話題を呼んだ。
「1982年のパリコレ」
→パリコレでは黒メインはタブーとされていたが、全身黒に穴あきニットなどのボロルック、いわゆる”黒の衝撃”を与えました。
これらを聞いただけでも「コムデギャルソン」が現代のファッションにどれだけの影響を与えてきたのかが分かります。
世界が誇るファッションの祭典である「パリコレ」に多くの衝撃を残し多くの服作りをする若者たちに影響を与えました。
”全身黒のスタイル”や”ボロルック”は、現在では主流のスタイルとなっていて多くのブランドに採用されています。
コムデギャルソンの様々な『ライン展開』

コムデギャルソンには様々なラインが展開されています。
その中でも主要な3つである
・COMME des GARCONS HOMME PLUS
・PLAY COMME des GARCONS
・eYe COMME des GARCOS JUNYA WATANABE MEN
をそれぞれ解説していきます。
『COMME des GARCONS HOMME PLUS』とは
カタカナで表すと「コムデギャルソンオムプリュス」と言います。
このラインはギャルソンのメンズラインとなっています。
1984年にモードをメンズに落とし込むために展開されたラインがこの「コムデギャルソンオムプリュス」という訳です。
「プリュス」とはフランス語で「最上の」を意味します。
より緻密なデザインはギャルソンの中でも最上位のラインであると言えます。
このライン展開でも、今までのメンズウェアの常識を覆してきました。
メンズウェアの基本部分は崩さないように彼女らしい独創的なアイテムを多く出し話題を集めました。
『PLAY COMME des GARCONS』とは
2003年に作られたラインが「プレイコムデギャルソン」というラインです。コムデギャルソン史で唯一のキャラクターを採用したデザインで作られました。
眼の入ったハートのデザインは”シンプルの中にも独自性を出す”様を感じられます。
プレイのラインはシンプルなものが多いです。
・Tシャツ
・カットソー
・シャツ
・スニーカー
etc…
どのアイテムも非常にシンプルな作りとなっている為、価格帯も安価で幅広い年代に愛用されています。
ギャルソンを初めて着る人にはおすすめのラインとなっています。
『eYe COMME des GARCOS JUNYA WATANABE MEN』とは
この「アイコムデギャルソンジュンヤワタナベマン」というラインは、コムデギャルソンオムでもデザイナーを務める”渡辺淳弥氏”が展開するラインです。
[主な経歴]
1984年:ギャルソンにパタンナーとして入社
1987年:コムデギャルソントリコのデザイナーに就任
東コレ:自身のラインを展開
現在:株式会社コムデギャルソンの副社長
デザイナーでありながらギャルソンの副社長でもある渡辺淳也氏はコムデギャルソンにとっても非常に重要な存在です。
今現在も多くのアイテムを輩出し、ギャルソンで学んだ独自性を自身のラインに投影させています。
アイテムは再構築のジャケットやニットなどハイブリッドなデザインが多いのが特徴でもあります。
まとめ
今回は、日本を代表するブランド『コムデギャルソン』について詳しく解説してきました。
基本的な概要から、特徴やライン展開のご紹介などギャルソンを知るうえでの基本を解説しました。
正直このブランドではまだまだ語れていない部分も多く存在します。
しかし、「コムデギャルソン」は間違いなく日本を代表するブランドいえます。
この記事をきっかけに実際に着てみたり、触れてみてはいかがでしょうか?