今回は、米国株における『セクター』という概念について詳しく解説した記事になります。
投資を行っていくうえで基礎的な部分になるのでしっかり理解しておく必要があります。
こんな悩みを解決していきます。
・セクターの概要
・セクターの種類紹介
・セクターごとの有名銘柄
これらを解説していきます。
『セクター』とは

まず初めに、セクターという言葉の概要を解説していきます。
そもそもセクターとは何のことなのか?
特に初心者の方にはわからない人も多いかと思います。
それらを詳しく解説していきます。
セクターという言葉の意味とは?
[言葉の意味]
投資におけるセクターとは、株の銘柄を業種や産業ごとに同じ分類に分ける事を意味します。
同分類ごとに分けるためセクター内ではほとんど同じ値動きをする銘柄で分けられています。その為、うまく活用することで効率的な分散投資も行うことが出来ます。
簡単に説明すると意味はこのようになります。
ほとんどの投資家がこのセクターを活用し分散投資を行っています。セクターごとに銘柄を選びポートフォリオを組むことで分散投資を行うことが出来ます。

『セクター』の種類とは

セクターには11種類もの分類が存在しています。
どのようなセクターが存在するのか、その特徴も一緒にご紹介していきます。
『セクター』の種類をご紹介
[11種類のセクター]
①生活必需品
②ヘルスケア
③公共事業
④情報技術
⑤資本財
⑥エネルギー
⑦通信サービス
⑧一般消費財
⑨金融
⑩素材
⑪不動産
このように11個のセクターが存在しています。
セクターごとに特徴が存在していて、また有名な銘柄も存在しています。
これら”セクター”を活用し分散投資を行うことが非常に重要です。
不景気にも強い『安定的なセクター』
世界的に流行する感染病「パンデミック」や「リーマンショック」などの経済危機、景気が大きく後退してしまう場面でも安定的なセクターを紹介していきます。
・生活必需品
・公共事業
・ヘルスケア
・エネルギー
・通信サービス
このあたりのセクターは景気後退に陥っても安定的な推移を示します。
安定的なセクターの特徴としては、生活するうえで必要不可欠なセクターを多く含んでいる点です。
景気に大きく左右される『不安定なセクター』
こちらのセクターは景気が良ければ上がり、景気が悪ければ下がってします不安定なセクターの紹介です。
・素材
・資本財
景気が良くなるほど人は物への消費が増える傾向にあります。
その為、素材や資本となる物、機械や自動車関連の銘柄が上昇傾向になります。
逆に良い時とは真逆で悪い時は一気に下降してしまうのも特徴と言えます。
金利に左右される『金融セクター』
こちらのセクターでは金利や景気によって左右されやすい傾向にある、金融セクターのご紹介です。
・情報技術
・不動産
・金融
このあたりのセクターは景気はもちろん、金利が諸に影響するセクターです。
情報技術や不動産は、金利が低い状態から上昇に向かう傾向が強く、さらに情報技術などのハイテク銘柄はこれら金融セクターの中でも非常に重要な銘柄です。
『セクター』ごとの有名銘柄とは

ここからは、セクターごとに見る有名銘柄をご紹介していきます!
米国株の中でも非常に有名な銘柄ばかりで、日本にも関係のある企業が多く存在しています。
有名銘柄一覧表
①生活必需品
→【P&G、コカコーラ、コストコ】
②ヘルスケア
→【ジョンソンエンドジョンソン、ファイザー】
③公共事業
→【デュークエナジー、サザンカンパニー】
④情報技術
→【アップル、グーグル、マイクロソフト】
⑤資本財
→【スリーエム、ボーイング】
⑥エネルギー
→【テスラ、エクソンモービル】
⑦通信サービス
→【フェイスブック、クアルコム】
⑧一般消費財
→【アマゾン、フィリップモリス】
⑨金融
→【ゴールドマンサックス、アフラック】
⑩素材
→【ダウケミカル、アルベマール】
⑪不動産
→【アメリカンタワー、サイモンプロパティー】
今回ご紹介しているのは世界的にも馴染みのある銘柄ばかりをご紹介しています。
セクターごとの銘柄選びや、自分が保有するETFにどのセクターの企業が入っているのかなどの参考にしてみてください!


まとめ
今回は株式投資、特に米国株における『セクター』とはどんなものなのかを詳しく解説してきました!
投資を行う上で非常に重要なワード『セクター』!
投資を行っていけば行くほど重要な部分になってきます。特に初心者の方必見の内容となっています!
是非、銘柄選びの参考にしてみてください!