今回は、服の素材に必要不可欠な存在である『生地』について詳しく解説していく内容となっています。
種類はどれくらいあるの??
こんな悩みを解決していきます。
・生地の種類とは
・生地の重要性とは
これらを解説していきます。
服を着る上で『生地』は非常に重要な要素です。しっかりと理解し、ファッションに落とし込みましょう!
『生地の種類』とは

まず初めに生地の種類について詳しく解説していきます。
①コットン
コットンは最も馴染みのある生地かと思います。
綿の種子から取ることができ、様々な特徴があります。
[特徴]
・通気性に優れている
・吸水性も高い
・色をつけやすい
・比較的安価
このような特徴があります。
比較的原材料がかからないのに対して機能性が高いことから多くの服に使われています。
日常でよく使う衣服に使われる素材で、Tシャツや下着などに多く使われています。
デメリットは以下のようなものがあります。
・耐久性が低い
・毛玉ができやすい
②ウール
ウールは羊毛のことで羊から取ることのできる生地となっています。
ウールは動物性の素材で非常に万能な生地です。
[特徴]
・冬は暖かく夏は涼しい
・保温性が高い
・色がつきやすい
・型崩れしにくい
このような特徴が挙げられます。
ウールは冬のアイテムに多く使われています。
コートやニット、マフラーなど保温性が重要なアイテムが多いです。
デメリットは以下のようなものがあります。
・洗濯すると縮みやすい
・水に濡れると生地が固くなる
③ポリエステル
ポリエステルはジカルボン酸とポリアルコールを使った合成樹脂のことを言います。
様々な合成素材の中でも最も使われている素材で聞いたことのある人も多いかと思います。
[特徴]
・シワができにくい
・速乾性がある
・熱に強い
・縮みにくい
このような特徴があるため多くの衣服に使われます。
生地の特性上”光沢感”があるので高級感のあるアイテムに多く使われていて、シャツやコート、ワンピースやプリーツ系のアイテムなどに使われています。
デメリットは以下のようなものがあります。
・熱を加えすぎるとテカリがでる
・色落ちしやすい
④ナイロン
ナイロンとは先ほどのポリエステルと同様、合成素材の一種です。
ツヤのある質感が非常に特徴で、ファッションアイテムだけでなくスポーツウェアにも多く使われている生地です。
[特徴]
・耐久性が高い
・速乾性が高い
・保温性が高い
・弾力性が高い
このような特徴があります。
ファッションアイテムはもちろん、スポーツウェアなどに多く使われていることからわかるように機能性に非常に優れています。
ファッションアイテムとしてはアウトドア系ブランドのアウターなどでよく使われています。
デメリットは以下のようなものがあります。
・熱に弱い
・通気性が低い
⑤レザー
レザーとは動物の皮を使ったもので、種類が様々です。
革自体非常に値段は高く希少性のある素材です。
[特徴]
・使うごとに馴染んでいく
・経年変化を楽しめる
・風を通さない
・高級感のある素材
このような特徴があります。
レザーは基本的に、ジャケットやコートなどアウター系のアイテムに多く使われています。
最近ではそれ以外でも、帽子やベスト、パンツなどにも使われるようになっておりファッション性の高い素材とも言えます。
デメリットは以下のようなものがあります。
・手入れが必要
・硬い
レザーについて詳しく書いた記事はこちらです↓

⑥ファッション性の高い生地
今まで紹介してきた生地は、一般的に多くの衣類に使われているものをご紹介してきました。
ここからはそれ以外のファッション性の高い生地をご紹介していきます。
[その他の生地]
・コーデュロイ
→綿をピロード織したパイル織物です。非常にファッション性は高く秋冬に重宝される生地で保温性が高いのも特徴です。
・スウェード
→レザーをサンドペーパーなどを使い毛羽立たせたものです。光沢感があるのが特徴でジャケットはもちろん、手袋などの小物にも多く使われています。
・ベロア
→パイルをカットして長い毛羽を表に出したものです。こちらも表面は光沢感のあるもので柔らかいのが特徴でパンツやスカートで多く使われています。
ファッション性の高い生地としてはこのようなものがあります。
特殊な加工を施すことでファッション性の高い生地を作っており、多くの服に使われている生地となっています。
『生地の重要性』とは

ファッションにおいて生地は非常に重要な要素と言えます。
なぜ重要なのかを解説していきます。
生地は『季節感』を表す
ファッションにおいて服の生地は季節感を表します。
その季節に合った生地があり、うまく着こなすことで季節感のあるファッションをすることができます。
[夏季]
通気性や速乾性のあるコットンやポリエステル素材の衣類がおすすめ。
[冬季]
保温性の高いウールや風を通さないレザー素材の衣類などがおすすめ。
また、冬季に関して言えばファッション性の高い「コーデュロイ」や「ベロア」などもおすすめの生地と言えます。
生地は『見た目』に大きくかかわる
ファッションにおいて選ぶ生地によって大きく見た目は変わります。
その為、どのような恰好をしたいのかで生地が変わってきます。
・カジュアルスタイル
→カジュアルな雰囲気を出す場合には一般的なコットン生地などがおすすめ。
・エレガントスタイル
→光沢感のあるポリエステルやベロア、スウェード生地などがおすすめ。
・スポーツミックススタイル
→実際にスポーツウェアでも使われているナイロン生地がおすすめ。
・アメカジスタイル
→バイカーやヴィンテージ感強めのレザー生地がおすすめ。
このように服の生地によって見た目は大きく変わり「テーマ」や「印象」もそれぞれ変わってきます。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は服の素材に必要不可欠な『生地』について詳しく解説した内容となっています。
生地の種類や生地の重要性が理解できる内容だったのではないでしょうか!
この記事をきっかけに服を着る際の『生地』を意識してみてはいかがでしょうか?